人間刈り 華は馨り、散って逝く

早速、次の日から、紫乃さんは、呪い始めました。

正確に言えば、彼女には、死んだご友人がおりまして。
そのご友人に、呪いの力を分け与えてあげていました。

まあ!
優しいのね。

でも、あなたがやろうとしている事は存じていますわ。

そのご友人は、不覚にも、『美雀』と言う名らしいけれど。

その、美雀さんを利用なさるつもりね。

これには、私にも利益が舞い込んでくるの。
さらに、得ですわ。