『千弦姫様、平気ですよ。』

『え。』

『千弦姫、あなたには私がいます。だから、1人ではないんですよ。』

(なんで?)

(なんでそんなに優しい言葉をかけてくれるの?)

(あたしは立派な殺人者なのに。)

久しぶりに聞いた、暖かく優しい言葉に、千弦は涙した。

『う。』

『あ!千弦姫!泣かないでください!』