『おい、大丈夫か?』

「来ないで。私は悪くない。」


『おい!どうした?』

「やだよ、やだ。」

なんの言葉も頭に入らない。


「いや。やめて……お母さん。」


『おい、ほんとに大丈夫か?』

黒髪の男の手が伸びてきた


『パシ』

過去の恐怖のせいか黒髪の男の手を払い除けてしまった