天才外科医の恋

晴翔「桜のその正直さはある意味一種の才能だよな」

それってさ

桜「私のこと貶してんの?」


晴翔「別にー。羨ましいいなって」

思ってないくせに
なんて言ったらややこしくなるから言わない

桜「でもさ、思ったことは正直に言わないと......」


晴翔「それ前も聞いたことあるな。

たしか

口は思ったことを正直に言うためにあって

手は思ってないことを書いても大丈夫なようになっている

だっけな」

覚えてたんだ。


桜「覚えてたのね」


事務長「話をしてもよろしいですか」

あ、忘れてた。

晴翔「どうぞ」

事務長「ここに子供を連れてきていると言うのは本当ですか?」


あ。

華奈のことね


桜「それが、どうかしましたか?」

事務長「どうかしましたかじゃありませんよ。仕事中ですよ?なんなら倫理委員会にかけてもいいんですよ?」

倫理委員会ねぇ〜?


桜「提案するならどうぞ、でもどうせ無理ですよ」


事務長「どう言うことですか?」