「奏…」



「可愛いこと言う琴音が悪い。」



「え、私が悪いの?」



「そうだよ。」



ゆっくりと抱きしめていた腕を離す。



目と目が合うと自然に笑みが零れた。



「ほら、行こう?」



そう手を差し伸べてきた手を取り大きく頷いた。



「うん!」