奏の姿を見て息を飲む



特に奏のお母さんは奏を見るなり涙をこぼし、みるみる顔色が悪くなっていった。



「奏…?」



奏のお父さんがベット脇に立ち、呼びかける。



だが奏は目を覚まさない。



「かなちゃんは目を覚ますの?」



「命に別状はないそうです。



ただ、いつ目覚めるか分からないそうです。」