少しの後悔と恥ずかしさが脳内を占領する



私の百面相を面白そうに眺めていた事に



気付かなかった私は当然彼の行動を予測できるはずがなかった。



「…ならさ」



ぎゅっと引っ張られる腕に、体が前のめりになり奏に倒れ込む。



びっくりしたけど、体は奏にちゃんと支えられていて。



目立った痛みも感じずゆっくりと目を開いた。