そんなことを思っているうちに遠くの方から
影が見えた。

『あぁ、そういえば夕日が出るの
早くなったなぁ。もう秋か…』


1人で呟いていると

近づいてきた影がピタリと止まる。

かと思ったら、再び動き出す



『ほら、和。私のネックレスは?
持ってるでしょ?』


手を、ん。って差し出すと彼はびっくりした
顔で少し私を見つめた。


「…なんでいんの」

『私が知らないとでも思った?笑』


なんて少し自慢げに言ったら
急に口を尖らせて後ろを向いた


…謝って…みる??


『和くん?ごめんね』

「…じゃあこっちに来てよ。
なんでずっと座ってんの。」