あれから数十分後。

別々の傘を指して隣を歩いているけれど

わざとなのかそうじゃないのか…。


『ねぇ…』

「ん?」

『傘がぶつかって
真っ直ぐ歩けないんだけど…』


「ぷっ、笑」


…バカにされてる…?



ドスッ。ドスッ。