こんにちは。
私(レッキス)です。

今回は朝にもいるんだと気付いたお話です。


小学3年生のある日の朝。

朝食を親と食べている私。

ふと目線を母の背後にやった。

その途端。

背筋が凍った。

無害。それは一瞬でわかった。

でも、この姿はキツイ。

単純に怖かった。


戦時中のときに着ていそうな、
布と布とを縫い合わせた服を着た女性と女の子がいた。
女性と女の子は母子なのだろう。大きな風呂敷包みを持っている2人。

自分の家に似つかわしくない雰囲気を放つ2人は私の母の背後に立っていた。


どこを見てるのかわからない虚ろな目。

ススだらけの顔。

ただ、ただ、怖かった。

その2人はいつの間にか消えた。

私は、歴史が見えた気がした。