「ほんと、バスケのことなら真面目なんだから。」

ふっと微笑む先輩。

もしかして…美波先輩て…

いや、まずは!

「あ、あの…さっきの話……」

「あぁ。あなたが必要と言ったことかしら?」

「そうです…」

「理由は大まかに言えば3つあるの。」

「3つ?」

「1つは、私1人だけだと大変で人出が欲しいってこと。」

確かに1人は大変そう…

「2つ目は、あなたは仕事そっちのけで部員にキャーキャー言わなさそうだと…これは私の直感ね。」