「あ、あとさ、今マネージャー1人しかいなくて入ってくれたら助かるんだよな。」

え?ひとり…?

「ひとりなんですか?バスケ部のマネージャーなら希望者多そうなのに…」

それに先輩もいるのに。

「あー。うん。希望者多くて、その中で3人選んでやってもらってたんだけど、そのうち2人は部員にしか興味ないって感じで。だからやめてもらったんだ。」

「そ、そうだったんですか……」

え、それなら

「なんで私を勧誘したんですか?」

勧誘でもらったそれぞれの部活の紙の中にバスケ部って書いたやつがあったんだっけ。

「それは…」

「必要だからよ。」