私達が屋上のど真ん中で食べてると

奏君のギャラリーらしき人達が私達と半径5メートルくらいの距離を保って取り囲んでる。

食べづら………

「あ、あの……奏君?」

「ん?」
「し、視線…痛くない…?」

冷たいのと温かい視線の両方……

「なんの?」

「えっ……」

なんのって、まさか気づいてないの!?

「あー。俺、興味ないものはシャットアウトしてるから、見えないんだよね」

どういうこと!?