甘くもビターな恋の味。



そして私は荷物を机の横にかけ、席に座り周りを見渡す。








早くもグループが出来ていて、どこにも入るスペースがない。








朝、あんなことがあったから出遅れた…








どうしようかとあたふたしていると








「おはよう!
私、小日向 美海(こひなた みなみ)
今来たんだけど、みんなグループ出来てて入るとこなくて…」








私の前にいる声をかけてくれた女の子は目がぱっちりしてて黒髪を束ねている女の子は美海ちゃんというらしくグループに入れなくて落ち込んでいるのかしょんぼりしていた。








よかった、グループに入れないの私だけじゃなかった。