次の日、 親友の優花と登校していた。優花とは1年生のときに同じクラスになって仲良くなった。その時の担任が岡本先生で、岡本先生格好いいよねという話題がきっかけで、クラス離れたいまも、一番の友達。

「今日ね、岡本先生の授業なんだ!」
優花に話しかけると、
「良かったじゃん?」
なんか、そっけない返しだった。
「なんかあった?」
少しの沈黙があって、優花が突然騒ぎだした。
「ぅー聞いて、もうほんと最悪なの!」
「え、ど、どした?」
「お、岡本先生が、、」
岡本先生?
「ぅ、うん。」
何か嫌な予感。
「岡本先生、か、か、彼女ができたんだって!」
え、彼女?
「か、彼女?」
「うー、ひっ、えーん!あ、あおいー!」
「彼女?」
「そ~だよ!か、の、じょ!」
彼女。まさか、ここにきて、彼女。