レンタル彼氏–恋策–


 悪びれない昭を見て、心晴も不快感をあらわにした。

「昭君、まだひなたにつきまとってたんだね」

「つきまとうって。同じ学校だしこういうことも普通だろ?心晴ちゃん、そんなこわい顔するなよ」

「するよ!昭君こそ良心痛まない?ひなたと優君の仲を裂くようなウワサ吹き込んだりしてさ……。ひどいと思う!」

「ウワサ?何のこと?」

 ちょ、とぼける気!?

 心晴も、私と同じように不快感をあらわにした。それでもひょうひょうとしている昭に、私は問い詰めた。

「ちょっと待って!優が遊んでるとか、元親友だからそういうの分かるとか、男はそういうもんとか、言ってたよね?昨日のバイト中に!」

「あー、言ったっけ、そんなこと。真に受けるとは思わなかったわ」

「あんな深刻な口調で言われたら信じるよ!なんであんなウソつくの?ひどい!!」

「お前だって大概じゃん。優と付き合ってるクセに俺の言葉信じたり、元カレの親友と付き合ったりさ」

「ぐぬぬ……」

 悔しいけど何も言い返せない。