て言うか、やっぱり可愛いなぁ。

艶々サラサラの黒髪。白い肌。深い青の瞳。

何もかもが、綺麗な小雪ちゃんは、もちろん性格も良かった。

だから、モテるんだろうなぁ。

僕なんかが隣に居ていいんだろうか。

「ねえ、小雪ちゃん」

「ん?」

「僕と友達になって良かっ」

「あー!立花いるじゃん!」

言葉を遮られる。

びくっとして声のした方をみれば、
タチの悪そうなギャルが数人。


「な、んですか...」

情けないくらいに声が震える。

怖い。また、虐められるんじゃないかって。

そう思うと、声も体も震えて止まらなくなる。

「遊ばなぁい?外でさ」

「そ、と...?...あ、ごめんなさい、外は...」