「勘違いしないで、わたしの身体はわたしのものよ」

わたしは鋭い視線でまさのりを睨んだ

そう、婚約指輪を貰って結婚するといってもわたしは誰のものにもならない

たとえ芯から心と心を通じ合える運命のひとが現れていたとしても

いや、そもそも心を通わせること事態が難しい話なのかもしれない

わたしの孤独な悲しみは痛いくらい耳に鳴り響き虚しくリングが光っていた





終わり