「支配したいだけだと?」 鋭い目付きでわたしを睨む わたしと兄は血が繋がっていない わたしが小学生の頃実母と義父が結婚をして、その義父について来たのが兄のスバルだった 兄と言っても同級生でほんの4ヶ月ほど誕生日が早いだけであった 「なずなを支配してなにが悪い?俺は兄だし、その特権はおおいにあるんだよ」 手首を強く捕まれて兄の強い眼差しを受けた