恋愛失調症





みんなに注目されるのが嫌だから、少し校門の手前で降ろして貰ったが、すでに登校している生徒で溢れていて焼け石に水だった

黄色い声の渦のなかにわたしたちは囲まれていた

誠の制服はまだ自分のそれと揃っていないから、余計に目立っていた

「誠くん、注目の的だね。みんなキャーキャー言ってる」

「そうかな、みんな普段と変わりないんじゃない?」

そんな風に言うから、わたしは回りをきょろきょろ見回す

気のせいだろうか…自分の病気のせいだろうか

こんな美青年と一緒に登校していて、女生徒達が何の反応もないわけがない