「なずなはどんどん綺麗になっていく。それと同時に俺から離れて行こうとする。…そんなの許せない」

そう言ってまた私を抱き寄せる

「わたしをどうする気なの?もし妊娠でもしたらどうするの?」

もっともっとたくさん疑問符が浮かんだが、口から言葉になったのはたったこれだけだった

「お前の何もかもを奪ってやるんだよ、絶望に堕ちた時に俺しか頼りになるものがいないくらいに追い詰めるだけ追い詰めるんだ。妊娠?今まで俺がそんなヘマしたことないから安心しろよ。言ったろ、なずなは俺のものだって」