屑籠には丸めたティッシュが増えて行く わたしは兄の脅威に震えていた 「寒いのか?」 わたしは首を横に振る そう、寒いんじゃない 怖いのだ 兄がわたしを求める回数がどんどん増えていっているように思う 「もう、やめよう?こんなこと。わたしお兄ちゃんはお兄ちゃんとしか見れないよ」