そう、雨の日は嫌いじゃない わたしは天井の木目を見上げながらまさのりとの出会いを反芻していた 「何見てるんだ?幻覚でもみてるのか?」 兄と重なっていた この身体がまさのりだったら どんなにわたしは幸せだろうとないものねだりしていた 「終わったんなら早くどいて」 「そんな権利はなずなにはないよ、もっと楽しませろよ」