え、抱きしめられてる?


背中に回った手がゆっくりゆっくりトントンと叩いて

まるで私の鼓動に合わせてるように

優しく叩いてくれる






よかった

震えとまったね

僕の事怖がらなくていんだよ?







「―――ッ

は、離してください!」




なんだかはすがしくて

でも心地よいこの感じが

今の私には受け入れられなかった





「すいません

大丈夫なので

もう私には構わないでください

お願いします。」









「―――

ごめんね、

もう無理そうなんだ」







え ―――









「僕


羽魅ちゃんがすき」




―――ッッ







「わ、私は嫌いです!!」



ドン




「あ!まって!!」





―――

―――――



駄目だ


凄くドキドキする


なにこれ


なんだか心が凄く暖かいの