「冗談はよしなさいよ!私は死んでなんかないわ!!」 大声で男を怒鳴りつけると男はため息をついて話し始めた。 「気が強いとは聞いていたがここまでとはな…まずは話を聞くんだ。 君は死んだ。これは事実だ。その証拠に君は今までの記憶がないだろう。」 私はハッとした。確かに私には昔の記憶も昨日の記憶も、今日の記憶すらもない。 ただ覚えているといえば自分のことだった。