「あなたは…誰?」

目を細め男を怪しむように聞いてみた。

「お前ももうわかっているだろう。私は天使だ。」

自分と年の変わらなそうな18歳ぐらいの男にお前と言われたことが不愉快で仕方がなかった。

「なに言ってるの。あなたコスプレか何か?こんなところに拉致してあなた警察に捕まるわよ。」

「お前はまだなにも理解していないのか。お前は死んだんだ。お前にはやるべきことがある。だからここにきた。」

私が…死んだ?

こいつは一体なにを言っているんだ。

私は死んでなんかない。