それからも生活は荒れ果てていた。

髪を染め、ピアスを開けた。

修学旅行では体は弱いままで、環境の変化についていけず、熱が出た。

熱がある時に佐川先生がいたらなぁとずっと思っていた。

あれからも佐川先生は何も無かったかのように接して来た。

もう3年になるのに、進路も何も決めてなかった。

大学に行ってもいいようにお金だけは貯めていた。