2年生になり、予想通り佐川先生は副担では無かった。

学校でも会う機会が減り、忙しそうだった。

先生と話せないなら学校行く理由も無いし、楽しくないから学校に行かなくなった。

行かなくなって何をしてたかと言うと、援交や色んな男の家に入り浸ってた。

学校に行った日は同級生の男子と行為をしすることくらいが楽しみだった。

ある日、佐川先生に呼ばれた。

「最近学校来てなかったけどどうした?なんかあった?」

「なーんにもないよ?」

「休んでた日は何してたの?」

「さあ、なんだろうねぇ」

「真面目に話してよ?」

「なんで気になんの?」

「友達とか家の事で困ってるなら話聞くし」

「ぜーんぜん、困ってないよ?」

「担任が昼間家に行っても出ないし、クラスの子が放課後行っても出ないって言ってたからどこか行ってるのかなーって思って」

「まあ、家にいても暇だしねー、てか、言ってもいいけど聞いても何もしないでね、めんどくさくなるの嫌だから」

「んー、それは聞いてからじゃないとなー」

「へー、じゃあいい」

「言うだけ言ってみてよ~」

「別に何してるって言っても昼間は男の家行って夜は援交、お金貰えればなんでもいいし、学校では元彼とヤってスリル楽しんでるわ」

「ねぇ、援交は犯罪だよ?」

「相手が満足してうちがお金貰えればウィンウィンでしょ、何が悪いの笑」

「もうちょっと体大事にしてよ」

「今更、もういいの、どうなっても。ごめん、帰るわ」

「まだ話終わってないよ?」

「話したじゃん、学校に不満は無い、休んでる時は援交して金稼いでんの、はい、これでいいでしょ?じゃっ、」

先生と喧嘩したのはこれが初めてだった。このあとも何か言って引き留めようとしてたけど聞かなかった。
先生に嫌いになって欲しかった。
私が先生のことを忘れられなくて、優しさに触れたいって思うのはきっと恋で、先生が嫌いになってくれれば諦められると思ったから。