って。
「あぁーー!!」
わ、忘れてた!
今日……。
「が、学校だーー!!」
ガバッと勢いよくベットから起き上がり、時計を見ると。
「は、8時!?」
ヤバいヤバい!
急いでベットから抜け出しカツラを掴み、栗色の髪が出ないように頭に付け、制服を身に付けた。
ドタバタと玄関へと走っていった。
「い、行ってきます!」
誰もいない家の中にある色褪せた写真にそう言った。


遅刻せずについたものの……。
体育館を見渡す限り赤、青、金、銀、紫などのカラフルな色が広がっている。
「カラフル……」
そう、思いながら指定された所に並んだ。