「…私」 纏まらない頭で思わず呟く。 先生と村田の視線が一斉に私に注がれる。 「私… 東京の大学に行きます。」 「南条!?」 「東京の外国語大学の英語学科で言語の変遷について研究します!」 私、何言ってるんだろう…!? 言っておいて自分で驚いている。 「東京の外国語大学の英語学科…」 村田が呟き、その眼を先生に向けた。 「俺の母校です。」 先生が言う。 村田が再び私を見る。 「親御さんは了承するのか?東京に住まなくてはならないんだぞ?」 「します! させてみせます!」