みんな優しいな…こんな良い家族に囲まれている。でも、捨てられた…裏切られた…

棗「…私の作った…族が姫に乗っ取られた…白龍が乗っ取られてしまった!皆私の話を聞いてくれなかった!姫が敵のスパイだって!調べたのに!追い出されてしまった…イジメられる。」

父「…そうか…たしか、お前白龍では名前が伊上葉月だったな?力も抑えてたみたいだし、白龍は辞めて、俺の作った族に、王華に入ればいいだろう?元々その予定だったんだ。手配しておく、明日、王華の倉庫へ行ってこい」

苑「そうそう、お前は俺ら兄弟の中で一番強いんだ。若頭だろう。俺はお前の味方、廉もお前の味方。俺の族は王華と同盟を組んでいる。」

廉「姉ちゃん!王華来るの!?やった!楽しみ!」

廉がそう言って抱きついてきた。可愛い。私も抱きしめ返す。

棗「わかった。ただ、白龍の倉庫の維持費と建てた金は財閥の金だ。明日倉庫の解体作業をしてくる。組員を借りても?」

父「そうだな。よかろう150人ほど出そう。」

棗「助かる。じゃあ今日はもう寝るよ。おやすみ」

なんだろう、なんかもうどうでも良くなってきたなぁ。取り敢えず寝よう明日あいつらが学校いって倉庫ががら空きの時に撤去しないと。寝なきゃ。