ウソツキなキミは












先生が特別に、全部の先生を呼んできてくれた








「大事な話ってなんなんだ?」と校長先生に見られる。









『私、長くはいきれないんです。』





そう言って先生達に笑って見せた。






泣き顔は見せたくない。不安にさせたくない。






先生達からどよめきがおこる。






「冗談もいい加減にしなさいよ。」




ときつく当たってきたのは苦手な先生だった







そりゃあ、受け入れてもらえないよな〜





笑顔で余命あるなんて。






『あはは(笑) 本当ですよ。ほら、』







そう言って差し出したのは、余命宣告の紙。














「う…そ…でしょ」









学年の先生の半分が涙を流している。







残りの人は、涙を必死に堪えてる。







『2ヶ月なんだって。長くて3ヶ月』












「篠原さん。あなたはなにがしたい?」









校長先生にかけられた言葉。








私がしたいこと。それは…







『私が生きた証をつくる。形に残すの』












「でも…どんなことする…?」








『私的には、写真をたくさん撮りたいなーって学年の写真から、仲いい子だったり、色んな人と撮りたいの!』












先生達。ごめんなさい。複雑だよね。