ウソツキなキミは









ついに、あの日。









飛優と話さなきゃいけない不安で押し潰される










馴染みのある公園。 幼い頃から遊んだ場所









飛優と初めて話した場所。













けんやと初めてあった場所。















全部の思い出が、ここにある、












「美冬。ごめん、、遅れた。」






『大丈夫。』






「じゃあ、話してどうぞ」







『えっと。』言いかけた時 頭痛が走る







『はぁっ…んんんんん…はぁ、はぁ…』





『すっごく辛かった。股かけられてたことを知った時、喪失感と恐怖心でいっぱいだったの。だから、もう私を好きって言わないで?
それと。本当に好きな人と付き合って
その時は心から応援してあげるからね』






大人っぽいセリフをいうつもりはなかった




だけど、どうしても貴方の前だと






胸が苦しくて、あの日の事を思い出す。







『ごめんね、ごめん。友達として、よろしく』







「おれは好きだよ。好きだったなんてない。
本気だった。篠原先輩はいつでも大人だよね。
俺の一歩先を歩いてて、どんなに追いついたと思ってもまた離れてく。」










もう、それ以上いわないでよ。お願い。、










「幸せ。だった…少なかったけど。。。
俺、最低だった…ね…」




そう言って泣く飛優を見てられなかった









気付けば泣いてることすらわからなくて、






「また、俺の一歩先を歩いていくんだ」











「その横にはきっと…けんやがいんだろうな」












『きっとそうだね。私は、そう思う』









飛優。もっと素敵な人がいるよ。





幸せになってよ。私が生きてる間の中で






そんな報告してよ。