『先生、けんやきたから大丈夫』









「あーもうちょっと遅く来てよ〜(笑)」







笑いながらいう嘉村。全く冗談に聞こえなくて








「ごめんよっち(笑) じゃ、篠原先輩は俺が預かるわ」







「あいよ〜」








そう言って帰っていった嘉村。








「で。思い出しそうで怖かった?」








ジリジリ迫って、壁に押し付けられた。






『思い出したって…先生とはなんもないよ』










「いつもは、''嘉村'' 呼びなのに今は先生呼び?」












私の悪い癖は 嘉村となんかあった時、







あの人のことを 先生 と呼んでしまうこと






周りは先生呼びが普通なのに対して、






私は、ちょっと違って嘉村だけは 嘉村呼び。











完全に動揺してて、そのままだった。












けんやが大きなため息をついた






「美冬が、1人だから来たのによっちいて焦った」











「飛優との話頑張れよ。 言いたいこと言えんの 」








『うん。ありがとけんや。』







「いいんだよ。そのままでも。」









『私の気持ちはもう決まってるからさ。』