倒れた日から結構日が経ち




変わったのは 篠原先輩がけんやと居るという事




濱本先輩が陸と付き合ってるから、


よく図書室に二人でいるのはみてたけど、


最近はけんやと篠原先輩もいる。



もう俺には関係ないんだけど



なのになんで篠原先輩は俺を見つめて微笑む?




忘れたんだろ?意味わかんねぇよ。






その日の練習は嘉村先生と一緒にきた。





篠原先輩は嘉村先生の唯一のお気に入りの生徒で





篠原先輩は嘉村先生がかなり好きだ。




そんな嘉村先生の一眼レフを持ってグラウンドに来た。






「集合しろー」


あぁ、なんか言われるのか?







「今日から、っつーか何日間かだけ、篠原が盗撮するんで笑笑」



『え、盗撮!?嘉村先生しばきますよ?』




ほら、滅多に見せない優しい笑顔だもん。




あーあ。またいろんな人虜にしちゃってさ。






『んまぁ。かっこいいと思ったら撮るね、真面目にしてよ〜笑笑 かっこつけはとらんけん』




そう挨拶だけして、練習の撮影をしていた。





服装は、きっとお兄さんの練習着だろうな。





78 の背番号が 背中に書いてある。




ちょっと大きめの練習着に、ジャージ。





髪は高い位置で結んでるから、マネージャーみたいで。




みんなもちろん撮ってもらおうって





いつもより頑張ってる。







俺も頑張ろー。そう思った時、視界に入ったのは






けんやと篠原先輩だった。





あー。なんだろ。むしゃくしゃする。