ウソツキなキミは

.(ちょっと会話文でいっぱいになります)









「なぁ、ひゆう?」



「ん?何した?」




声をかけてきたのは けんや。




けんやは、身長が高くてハーフ。



俺とは違った色白で 篠原先輩とお似合いな感じで




前は両思いとか付き合ってたとか噂もあって



あの時は、本当に学年中に羨ましがられてたし




2年の女子は篠原先輩を敵視してたけど適わないし





本当に、人気なやつ。




「お前、なんかした?」


「なんかって笑笑 何よー笑笑」



おれはサッカー部で けんやも同じサッカー部



篠原先輩はお兄ちゃんがいて俺の尊敬するキーパー



俺のポジションも同じでいつかはあんな大きくなりたいと思う





「美冬に。」




その言葉を聞いた瞬間 かたまった。



別れたはずで、嫌い同士だった2人に関係がある




そう繋がってもおかしくなかった。





「え、なになに?俺が篠原先輩?ないない笑笑」


「お前、とことん最低だな」


「…は?何いってんの?笑笑」

「篠原先輩、来てないだってさ」

「どこに?、」


「学校。家にも今いないって。


知らなかったの?お前、 元カレのくせに。」






…は?




元カレだけど、知ってるとは限らねーだろ?



それに、俺のせいじゃねぇし




「いや、俺が知ってるわけないじゃん?笑笑
それに振られた身でどこいくんだっつーの笑」



「…やっぱ飛優なんだ。あそこまで篠原先輩追い詰めたの」




追い詰めたって、俺そんなことしてねぇし、



「あの、被害妄想やめね?俺別れただけだし」





「いま、どこいると思う?







病院」







病院…?は?しるかよ…元カノがどーしよーと







「倒れたんだって。学校で。記憶もない」




うそ。だ。



だって、あんなにへっちゃらに返してきた。