木から降りて南流がシュウに訊ねる。 「ところでルナはどこにいるの?」 「知らね」 「はぁ!?」 かなり重要なことを知らないと言うシュウ。 「なんで知らないの!!!??」 大声をあげた南流に 「バカ! 声がデカイんだよ!!」 と言うが、 そう言ったシュウの声も大きかったわけで 「何者だ!?」 と中にいた見張りに見つかる。 「ほら! 見つかっちまったじゃねェか!」 「あたしのせい!?」 「とにかく逃げるぞ!」 半ば罵りあいつつ走って逃げる。