朝食を食べ終え、身なりを整える。

ストレートで茶色っぽい髪をハーフアップにしていつも学校に行ってる。

そしてカバンを持ち家を出た。




通学路を歩く。

「美麗~~~!」

あ、きたきた。

「美麗、おっはよー!」

朝からハイテンションで高いポニーテールを揺らし私に飛びついてきたのは
親友の荻原 朋美(おぎはらともみ)だ。
ちなみに同じクラス。バカでおっちょこちょいだけど私の相談にもたまに乗ってくれたり、いつも私を笑顔にしてくれる。自分の足りないとこを補うような、ホント大事な親友だ。

「朋美、おはよう。」

「聞いて聞いて~!昨日の夜、メールで祐樹に告られた!」

「なに?両想いだったの!?」

「それが...そうらしいんだよね...///」

朋美は照れ顔でそう言った。やっぱ恋する乙女って顔が輝いてる気がする、うん。自慢ではないけど私はたくさん告白される。でも全部断っている。恋とかよく分かんないし...いつか本当の恋が私にも出来るのかな...

「美麗も早く恋人つくっちゃえばいいのに~...」

「なかなかこう...ピンとくる人がいないんだよね...どっちかというと大体の男は友達対象的、な?」