好きな人は幼馴染み ー短編集ー

文句ありげにジトーっと
上から菜摘を見ると…


ニヤニヤしながら
近付いてきて耳元で


「アコね、英輔が来ると
クラスの女子が英輔を見るから
ちょっと嫌なんだって(笑)
私から見たら英輔は
アコにデレてて口許緩みっぱなしに
しか見えないけど、周りから見ると
そのデレ顔がサイコーらしいよ(笑)
それで一日中騒がれるから
ちょっとヤキモチ
妬いちゃうんだってさ…
ああ〜本当かわいいやつでしょ?!」


ヤキモチ?!


亜子がヤキモチ妬くなんて
可愛すぎだろっ!!
いつも俺ばっかり焼いてるから
その情報嬉しすぎ(笑)


「うわっ!またデレやがったな!
気持ち悪いなー 英輔は…」


うっせぇ!!


あんな天使みたいにかわいい亜子の
ヤキモチなんて可愛すぎじゃねーかよ。



俺は菜摘をギロリと睨むと
菜摘もニヤついた顔を一転させて
睨み返してきて



「なにその顔っ?!
英輔のバカ!
せっかく教えてあげたのに
本当むっつり!!」



「…一言余計」


菜摘が俺にくってかかってくるのを
いつものようにやり過ごしていると


「おっ!エイスケ!ナツミ!
おっはぁ〜‼︎」


と、言ってアツシが俺と菜摘の横に
並んで歩いてきた。


その後、すぐにサトシも合流し
教室に入ると
3人は俺の机の周りに集まって
ホームルームが始まるまで
アホみたいな話で盛り上がっていた。