好きな人は幼馴染み ー短編集ー

少しの間、たわいもない話をしていると


保健室の外に人影が…


すると、なっちゃんは
人差し指を口に当てて


シーッ!ってすると


なっちゃんは大きな声で
一人芝居をはじめて


「えっ?!
なに??伊藤君から告白??
アコ??どーするの????
えっ?
英輔は見た目がスカしてるから嫌だ?
えっ?
いつも周り中女に囲まれて
調子に乗ってる?
えええー?!
伊藤君と付き合ってみようかな?!」


すると……


ガラガラガラガラッ!!!


バンッ!!!!



ドアが激しく開くと
エイちゃんが勢い良く入ってきて



凄い形相で
ズカズカ私の側に寄ってくると



「嫌だっ!!
亜子は俺のでしょっっ?!
伊藤なんか見んなっっ!!
俺の方が亜子の事
ずっと前から好きだかんねっ!!!!
こっちはどんだけ年期入ってると
思ってんだよっっ!!!
亜子のバカっ!!
俺の事捨てたら一生つきまとって
やるかんなっ!!!!
離すもんかっ!!!!」



と、言って私を
ギューーーッと抱き締めた。



無口なエイちゃんが
我を忘れて必死になって
想いを伝えてくれた事に感動して


身体中擦り傷だらけなのも忘れて
エイちゃんの背中に腕を回して
ヨシヨシとさすると


更に力を入れて
抱き締めてきたので


さすがに痛い…



イテテテテテッ