好きな人は幼馴染み ー短編集ー

入場門に着くと
クラスのメンバーはすでに待機していて


「アコちゃん!こっちこっち!!」と、マコトくんが呼ぶので行こうとしたら


肩をポンッと後ろからされたので
振り返るとそこにはエイちゃんがいて


「…亜子、転ぶなよ?
気をつけて走れよ」


「うん、ありがとう
エイちゃんも頑張ってね!」


私の言葉にエイちゃんが
頷くと…


マコトくんが走ってきて
私の腕を掴むと


「アコちゃん!いこっ!!」


と、言ってエイちゃんから
強引に引き離そうとしたら
エイちゃんは素早く私の肩を抱くと


「…亜子に触るな」


「嫌だって言ったら?」


「その腕上がらないように
してやる」


と、言ってエイちゃんは
私を片手で抱きながら
もう片方の手でマコトくんの手を
乱暴に振り払った。


私の頭上で睨み合う2人。


「エイちゃんも、マコトくんも
やめてよ…これからリレーだよ?」


必死に私が2人に声をかけても
2人の耳には届かなくて…


すると


「アコッ!!!!!」


なっちゃんが私の事を
大きな声で呼ぶと走ってきて


「なにやってんの?2人とも!
アコが怖がってるじゃないっ!!
アコを怖がらせる奴に
アコは渡さないっ!!!」


と、言うと
エイちゃんから
無理矢理私を引き剥がすと



「アコ?行こう??」



と、言って優しく微笑んだ。



さすがなっちゃん…


エイちゃんも、マコトくんも
呆気に取られてるうちに
解決しちゃう!


本当女神様みたいだね!



ありがとう
大好きだよ。



でも、エイちゃんは
ヤキモチ焼きだからともかく
マコトくんまで…
一体どうしたっていうんだろう??



あんな怖い顔するなんて………