初めは冗談だと思っていた。

こうやって遊ぶのが

小学生なのか。

と思っていた。

私に触って

「菌がついた」「感染る」と

皆が笑顔で騒いでいた。

そうやって騒ぐ男子生徒に

私は腹が立ち。

悔しくて。

追いかけて

捕まえて

叩いたり

蹴ったりすることもあった。

それも小学2年か3年まで。

だんだんと

これは遊びではない

冗談じゃないんだ。

と理解した。

いじめだと理解出来たのは

同級生のほとんどが

私を「菌」と呼び

「汚い」と避け

話してくれなくなったからだった。

私は居ないのも同然。

クラスの1人が

「次の理科って第1?第2?」と

大きな声で訊ねた。

誰も答えなかったので

「第2」と答えたら

「お前には聞いてない」と言い。

「うわぁー最悪。喋ってしもうた」

「きったねー」

と何人かで笑いながら教室を後にした。


私って何なんだろう。