清水さんと階段を下りていると原田さんが友達と歩いているのを見かけた。

相手もこっちに気づいたみたいで、近づいてきた。


「リュウヤくん?清水さんと…?」


悲しそうな原田さん。

なんて言っていいかわからない俺。


「えっと、ちょっと買い物に付き合ってもらうの」

「ふーん。」


原田さんの友達が睨むように清水さんを見ている。


「そっか!楽しんできてね!」


原田さんが笑顔で俺に言った。


「おう」


俺は清水さんの手を引いて学校を出た。


「なんかごめん…」

「ううん!謝らないで!私もなんていうか…うん」

「よし!行くか!」

「そ、そうだね!」