入学式から、一週間がたった。

私たちは家が隣土だ、ということもあって、
毎日一緒に登校している。

今日も学校に付くと、
志穂ちゃんがすぐ挨拶してくれる

「いちごっ!おはよう!」

そうやって私にニッコリと笑ってくれる。
私は志穂ちゃんの、この笑顔が何よりも大好きだ!

「志穂ちゃん!おはよ!」

そうやって、いつもせんせーが来るまで他愛もない話をしている。

私と違って、志穂ちゃんはモテる。

隼人も、俊くんも

私たちはずっと一緒、小学校から
そんな3人の中に私はいていいのか?なんて考えちゃうけど、みんなはいいって言ってくれてるから。すっごく四人の時間が楽しい。



「きゃーーーー♡隼人様と、俊様のお通りよーーーー♡」


何か廊下がうるさいんだけど。

なに?ハヤトサマ?シュンサマ?

「ねぇ志穂ちゃんなんで隼人様、俊様って、ゆってるの?お金持ちでもないのに」

「んー、あの2人は学園の中で一番のイケメンだから?」

「へぇー、そ〜なんだ。」

みんなが、隼人に近づいてる。
女の子は目がハートになってる。
何だか見てるとモヤモヤする。
気のせいかな?
そのもやもやは、隼人の嫌な顔でかき消された。