はぁ、あいついつまで待たせるんだよ。

「隼人くんごめんねぇ、先に言っててもいいのよ?お母さんも後で行くからいちご連れて。」

「いや、大丈夫です、おばさんは、ゆっくり用意して、俺のかーさんと来てください。・・・それに、・・・俺がいちごと行きたいだけなんで」

最後だけ聞こえないように言った。

「それに、なんて??」

「いえ、何でもないです」

俺は笑顔でそう言った。

「あの、うえあがってもいいですか?」
おせぇなぁー

「どうぞ、どうぞ、ついでに早くしなさいって言ってもらえる?」

「はい、分かりました」

俺はそういうと階段を上った、
久しぶりだな、この階段。
昔はよくこの階段から行ってたな。
いまは、ベランダから言ってるけど。

ついたな、よし、はいるか、、

俺はノックなしで部屋に入る。

するとそこには鏡の前にたって制服に見とれてる、いちごがいた。

「おい!いちご!いつまで俺を待たせるんだ?!早くしないと置いてくぞ」

「ってちょっと勝手に部屋に入ってこないでよね!あたしが着替え中だったらどーすんのよ!」

そ、それは困るけど

「いいだろ?別に、お前の体なんか見たってどーってことねーよ。どーせまだ幼児体型なんだか ッてぇ!なんだよ朝っぱらから」

なんだよアイツ、朝っぱらからいてぇんだよ。
怒ってるあいつも結構可愛いけどな。

「はやとぉー早くしないと置いてくぞ!♡」

「お、おう!」

な、なんだ、今のは反則だろ、
生殺しだ
いはあさ朝っぱらから俺を殺す気か