「明日学校行って、準備をしっかりしてか
 
 らいくんじゃ。今日は帰りなさい。」


おばあちゃんが言った。
賛成だ。





あやめは帰り。


慌ただしい1日が去っていった。






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「行ってきまーす!」

昨日なにも無かったのように学校へ向か
う。



『ガラガラガラ』

教室のドアを開ける。


「おはよー今日転校生来るんだってー!」

朝から元気にあやめが駆け寄って教えてく
れた。

「へー」

あまり私はそういうことに興味がなく、敵
等に返事をし、席に向かった。

『ガタン!』

椅子を引いて座った。
すると隣から声が飛んできた。

「おーはよ!」

「ちはる〜おはよー。」

隣の席の、瀬戸ちはる。
うるさいうるさいお隣さん。

「おい、聞いた?転校生男だって〜」

こいつもか、、

「うん、あやめに聞いたー」

ちぇっと言うようにそっぽを向かれた。

「どんなひとだろーねー(棒)」

パッと顔色を変えこっちを向いた。
おっ、機嫌なおったな。


「見に行くかっ!」

はっ!?何言ってんの!?


「えっ!?」


否定する合間もなくちはるはあやめをつけ
引っ張られていた。


職員室と書いてある看版がみえる。
あーきてしまった。



『学校を回っておいで』

『誰かつけるか』

そんな会話がきこえてくる。





『『ガラガラガラ』』




で、でてきた!!






目が合う。
何故か時間が長く感じる。




相手の頬を涙がつたっていく。




私の頬にもぬるい物がつたる。


なぜかわからない。自然とそうなる。




『君はだれ?』

声がかぶる。
心地の良い声の低さ。


『なんで泣いてるの?』


またかぶる。










あなたはだれ?






なんで私は泣いてるの?