「はぁはぁ」


勢いで家を出てきちゃった。
石も持ってるしいつものアクセサリー店
行こう。







ーーーーーーーー10分後ーーーーーーーー





「あやめーー!」

チャランチャランとお店のベルがなる。
ここは友達の家けん店。



「あき〜!あっ、お誕生日おめでとう!!」



「ありがとう♪」


あやめはお店の中にいる両親にバレない
ようにコソッと私にプレゼントを渡して
くれた。


私は小さい声で


《これ欲しいって言ってたのじゃん》

とあやめにいった。



あやめは

《どうや、最高やろ?てかあき何しにきた

 ん?今日は会えんちゃないと?》



と言ってきた。




「あっ!!」

思いっきり大声で叫んでしまった。
するとあやめのお母さんが近づいてきて


「あきちゃん、いらっしゃい。

 今日はなんのようできたの??」




優しい表情で私に聞いてきた。







「あの、この石ピアスにできませんか?」


私は箱を渡した。
するとあやめのお母さんは箱を開けて



「不思議ないろね〜やっとくわ!

 でもあきちゃん開けてないじゃない?」



ギクッ!




「…はい。」


渋々と答える。
それをみたあやめはやっと休めるというよ
うにぴしっと手を挙げて



「ママ!私、あきの耳開けるの手伝う!」


と言った。



あやめのお母さんは「しょうがないわね」
と言ってあやめの部屋に行くようにいった。







最初に口を開いたのはあやめだった。


「なんで急に開けようと思ったの?」


まぁ、そう思うよね。



「実は………………」

今日あったことをすべてあやめに話した。

あやめはワクワクした顔で目がキラキラし
ていた。




「ねぇ、あき、あやめも行きたい!」




私はすぐに想像できた。
あやめと一緒に2つの世界を行き来する
姿が。




「私もあやめと一緒に行きたい!」



私達はすぐ合致した。


 







「でも2人で行けるのかな?」