「どうしたの?続きは?」


「え…!?きょ、今日はここまで…」


一瞬驚いた顔をしたけれど、また笑顔になって言った。


「じゃあまた2人で話せるってことだよね?」


えっ…。


「また明日ね!」


杉本くんは私に背を向ける。


まだ話していたい…一緒にいたい…。


「ま、待って!!」


思わず出る大きな声。


杉本くんが振り返る。


「あ…私っ!毎日お昼休みにここに来るっ。


来れないときは連絡するっ。」


図々しいかな…?


「うん、分かった。じゃ、メアド交換しない?」


おぉ…メアド…。


男の子と初めてメアドを交換した。


それも杉本くんとなんて!