「ねぇ。」


…千陽の元へ戻ろうとした途中、女子に捕まる。


紺色のリボン、2年生か。


「はい…。」


「かっこいいねっ!何部入るの??」


へ?


思いもよらない質問に、拍子抜け。


「新入生だよね?何部入るの?」


別の先輩も加わる。


え。


「クラスは?」


…。


気づけば周りを女子に囲まれていた。


そして、質問の嵐。