作家たちの話

「底抜けを渡すと戸惑うんだね」

「戸惑っているうちに逃げるらしいわ」

船幽霊の対策は他にもある。例えば、じっと睨み付けたり、マッチに火をつけて投げたり……。

「口裂け女の時はべっこう飴に気をとられているうちに……だったな。何かに気をとられているうちに逃げるのは多いな」

「殴るとか暴言を吐くよりはいいよね。こっちも出来るだけ平和に解決したいし」

幽霊の対策にはひどいのもある。それは可哀想、よりも未知の存在への恐怖が勝つのだ。

「平和的じゃない解決法も聞いたことがあったな……。あるところに、体が弱いお母さんと子供三人の家族がいた……」